服飾業界がすごい
とあるブランドのアトリエに潜入して、服飾業界のお勉強をしてきました。
- 受注を捌ききれないのは人のリソースが足りないからだけではない。複雑なパターンのものほど小さな工場で捌ききれない。多く受注されたならそれなりの工場に変えなくてはいけない(工場を変える手間がある)
- でも複雑なパターンのものを工場に発注するとクオリティが担保されなくなってしまう
- フリーのお針子さんがいる
- ブランドのデザイナーは、経営マネジメントもクリエイトもできなくてはいけない
- 服は個性が求められるしアーティスト思考を求められるけど、そういうものほど作るのに時間がかかりまくる
- 単純化された服ほど大量生産できるが、海外に安く発注して人の扱いを受けてないような人たちが手を動かしている
- 服飾業界にベンチャーキャピタルみたいな制度はない
- ショップから発注を受けて作るけど売れるまでお金が入ってこない
- ショップに置くとそれ相応のマージンが搾取される
- 最近洋服が安くなりすぎてるのは危ない
世の中の人たちが質のいいもの、クオリティが高いものを着るようになればいいのになぁ。ペラペラの生地で作られたその服は、カザフスタンとかで日雇い労働者がご飯も食べれずに作ってるものかもしれない。
まだまだ奥が深くてじっくりごっとりぐつぐつ聞きたい。
ああ、そういえば2011年あたりに流行った「エシカルファッション」「フェアトレード」って言葉どこに行ったんだろう?
とりあえずMade in Japan最高です。